応援メッセージ
人が自分と異なる存在を怖れるのは当然のことかもしれない。理解し合えないような気がするから。でも、人間は少しずつそれを乗り越えてきた。だからこそ共に生きることができるようになってきた。不安と嫌悪、それは人間がより豊かな関係を築けるようになる…
人の心は空の雲のようにかわっていく、悲しくても、恐ろしくても、ありがたくも、とどまりはしない。コーヒーカップや龍やもっと、もっとみたこともないものにもなれる。人は見たいものしかみない、見ないようにしているもの、憎しみや恐怖は、自分の形をな…
今の世の中は、極端なまでのヘテロセクシズム文化教育によって、異性愛者はその存在を問われません。その半面、性的マイノリティだけがいつもその存在を問われるよう仕組まれています。こうしたヘテロセクシズム社会内部に深く根ざした、いじめ、暴力、人権…
大阪に留学しているアメリカ人の女子大生が、日本人に「今、デートしている人がいますか」と聞かれ「彼女がいます」と答えたとき、「あなたの日本語は間違っていますよ」と言われたという話を聞いた。その日本人に悪気はなかったのかもしれないが、正に「無…
男色の伝統を持つ日本では、西欧のホモフォビアとはちがうけど、日本も近代化のプロセスで「日本版」ホモフォビアを形成してきたのです。そして今では、異性愛者も性的マイノリティもみんな、程度の差こそあれしっかり内面化しているといえます。自分の中で…
「世の中は多様性を認めるようになった」「ひとり一人の個性を認めるようになった」。最近そのような印象を持っている人が増えているが、本当に多様性が認められ、個性が偏見なく受止められている社会になっているのだろうか? 同性愛者に対する社会の偏見を…
私とホモフォビア 大学時代の友人ホセはゲイだった。彼とは授業後にはいつも飲みにでかけ、週末は踊りにいったりするぐらい、仲が良かったのに、気づいていなかった。ある日、私のジョークに彼は激怒した。詳細は忘れたが、セクシュアリティをネタにしたジョ…
太陽の下で人を愛したい。それは、私の想いだった。誰にはばかることなく手をつなぎキスをし愛を確かめあえる生き方がしたかった。 出自も、名前も、感情も、価値観も何もかもさらけ出し、怯えることなく、人目を気にすることなく、祝福されたい。だのに自分…
ホモフォビアは、同性愛嫌悪と訳されますが、多くの日本人にとって同性愛を「嫌悪」したり「憎悪」するという激しい感情は、あまり経験することがないかもしれません。嫌悪したり憎悪するほどハッキリした対象として、日本では同性愛(者)が認識されていな…
「同性愛者であっても、なりたい自分になれるよ、どんな職業にもつけるよ。だから、自分を否定しないで、自分を大事にしてね」と子どもたちに伝えるために、自らが同性愛者であることをカミングアウトした尾辻かな子さんの勇気と愛にエールを送り、Act Again…
〈自分だけじゃない〉との確信、〈それでいいんだよ〉の一言が、子どもたち・若者に世界の居場所を提供する。その逆に、誰かに向けられているわけでもない、根拠なき「自然さ」の押しつけが、これまで多くの人から声と命を奪ってきた。〈恐れなくていいんだ…
○「性的マイノリティ」が提起するもの―ホモフォビアとジェンダーフリー・バッシング性染色体、性腺、内性器、外性器、誕生のとき医者が決定する性、戸籍の性、二次性徴、性自認、服装や態度や振る舞いや話し方などのスタイル、性的指向、性的欲望スタイル、…
Homophobia(同性愛憎悪)Homophobiaはヒューマニズムに対する冒涜であり、侵害です。ホモセクシュアルということは、ホモセクシュアルとして生きることであり、ホモセクシュアルとして人を愛することです。それはとりもなおさず、一人…
「ホモフォビア」を訳すと「同性愛嫌悪」とか「同性愛恐怖」になるのだろうが、日本での「ホモフォビア」は、実際には、明瞭な輪郭を取らないところに特徴がある。言葉にはしないが侮蔑感がある、とか、何気なくその部分に触れないようにする、とか、感覚的…
あなたたちからのフレンドリーなメッセージを受け取り、とても嬉しかったです。アジアに仲間が増えてとてもよかったです。いまやIDAHOも世界の50カ国あまりに広がりましたが、アジアではまだ今のところまだ参加国も少ないです。スリランカ、香港、台湾、フィ…