日本テレビからの回答書

5月17日に要望書を提出し、ホモフォビア的な番組「アンテナ22」の内容に強い抗議をした日本テレビですが、1ヶ月後の本日、文書にて回答を頂きましたので、以下、ご報告します。

平成18年6月14日
日本テレビ放送網株式会社 コンプライアンス推進室考査部

TOKYOPride
第10回レインボーマーチ札幌委員会
ゲイジャパンニュース
尾辻かな子 様

拝啓 初夏の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

この度、「LGBTに関する公平な報道を求める要望書」を受け取りました。貴委員会の貴重な数々のご指摘を読ませていただきました。

さて、弊社では日本民間放送連盟の放送基準第77条「性的少数者を取り上げる場合は、その人権に十分配慮する」を順守し、視聴者の皆様、特に性的少数者の人権には配慮を重ねるべく、指導をしております。また、「放送と人権」の観点からも、外部より講演者を招くなどして、新入社員向けの人事研修プログラムをはじめとして、通年のプロデューサー研修等、人としての学びの場を設け、研錬を積んでおります。

しかしながら、貴委員会のご指摘にもありましたように、一部番組で差別を助長すると受け止められるような表現があったならば、まことに遺憾です。ご指摘のひとつひとつを真撃に受け止め、今後の番組制作に活かすべく局内での周知徹底に努める所存です。

最後になりましたが、ますますのご健勝とご活躍をお祈り致しております。 敬具