ゲイジャパンニュース

昨年、イランで2人の少年が「同性愛の罪」で処刑されました。イランでは、1979年以来、政府により少なくとも4000人もの人々が「同性愛の罪」で処刑されていると伝えられています。

一方、今年初め、欧州議会は「ヨーロッパにおける同性愛嫌悪に関する欧州議会決議」を採択しました。ホモフォビア（同性愛嫌悪）と性的指向に基づく差別を非難し、拡大するEUにおいて、性的指向に基づく差別の即時撤廃と、性的指向に関係なく、個人の人権を保障するよう求めたものです。

同性愛者を取り巻く世界の状況は、地域によって実にさまざまです。私たちは、日々さまざまな国から届くニュースを目にしますが、世界中を見ると、ホモフォビアは広い地域で根強く残っていると言わなければなりません。

目に見えるものであれ、社会や個人の中に潜んだものであれ、私たちはあらゆる形態のホモフォビアに「NO」というメッセージを発したいと思います。5月17日が「国際反ホモフォビアの日」として国際的承認を得ることを願いながら、私たち一人一人が自分らしく生きられる社会がくるよう、できるところから、アクションを起こしたいと思います。