森屋裕子さん(NPO法人フィフティネット)

誰かが自分とは違うセクシュアリティを持っている・・・このことで、私たちは何か 「被害」を受けているのだろうか。受けてはいない。
私はヘテロセクシュアル、あの人はホモセクシャル
数が多いか少ないかだけのことで、それ以上でもそれ以下でもない。
それなら、「あの人」との「違い」を認め合い、尊重しあって生きていきたい。
生きていくのは「一人のわたし」。考え方も、食べ物の好みも、はいている靴だって、「わたし」がいいと思ったもの。
「他の人がそうだから」という理由で変えたくはない。
であるからして、私は自分のセクシュアリティが多数派に属するからといって、「あの人」のセクシュアリティを「異常だよ」とは言えないし、言いたくもない。
そんなことを言う「社会」なら、そんな「社会」を変えていきたい。