上川あやさん(世田谷区議会議員)

Kamikawa 昨夏、視察先のバンクーバーで、難民条約を批准しながら難民をほとんど受け入れない日本政府の姿勢を批判したらある議員は言った。「そんなに日本が嫌なら出て行きゃあいい」。
同地の治安の悪いエリアを歩いているときその議員は言った。「ここは新宿2丁目みたいなもんすよ。どんなヤツがいるかわかりゃしない」。

公選され、政党人として将来を嘱望されている若き政治家の突然の Homophobicな発言に愕然とした。怒りがこみ上げた一方で、強い嫌悪感の根底には当事者性が潜んでいるのではないか、とも疑った。
こうした人物が政治のメインストリームにいる現実、Homophobic な物言いが安易に許されてしまう社会環境を変えていかなくてはいけないと強く思う。議員として「言論の府」でどちらに理があるのか問い続けていこうと、あらためてファイトが湧く。

そう、黙ってては決して始まらない。勇気をもって声に出していこう、私たちが私たちであるために。誰もが自分らしくあるために。

“Act Against Homophobia”の呼びかけに、私も心から賛同します。