世界の取り組み

世界各地で行われているIDAHOの取り組みの一部をご紹介します。(順不同、英語情報があるもののみ)

ブルガリア
IDAをブルガリアのカレンダーに公式に認知するよう要求。そのためのサポートを国の各機関、メディア、ビジネス、NGOに依頼。5/17にEquality Walkを開催。国会までマーチし、署名、支援の手紙、IDAの認知の要望書を議長に提出。フリーカードの配布。
http://www.bgogemini.org/eng/

カナダ
2006年はカナダでは4度目のDAH。今年のアクションとしては、「職場でのホモフォビア」会議、Solidarityカクテルパーティ、10時に10分間ホモフォビアについて考える、Fight Against Homophobia 賞の授与など。地元でそれぞれがアクションを起こすことを促しており、そのためのマテリアルの提供、サポートもしている。
http://www.homophobiaday.org/

中国
香港でマーチの開催。ズボンは黒、トップはレインボーカラーの1色で。サポートはLGBT団体のみならず、女性団体、NGOキリスト教のグループなども。
http://516.wchk.org/

ギリシャ
1月からいろいろなイベントを開催。マスメディアとホモフォビア、レズフォビアなどを考えるフォーラムなど。5月15−18日にはホモフォビアをテーマとした写真展。5月18日には国会までのマーチと国会の外でのプロテスト、署名の提出、ディスカッションに加え、一般にホモフォビアの問題を知らせる資料を配布する。5月までに関係団体のメンバーに対し、抑圧、自己抑圧、内面化されたホモフォビアなどに関係したトレーニングを行う。

イラン
LGBTは抑圧されているので、表立っては行動はできないが、メールを使って共同声明を発表し、多くのイラン人に送る。イランのLGBTオンライン雑誌でIDAHOについての特集を組み、ゲイ関係のブログ、サイトでもIDAHOについてとりあげる。また、ゲイ関係でないサイトでも共同声明がサイトにのせられる。

ケニヤ
3つの都市で1日から4日間のイベントの開催。多彩な内容。アムネスティの製作したLGBTの人権についてのドキュメンタリーの上映、人権についてのレクチャー、アフリカでのゲイ男性とエイズについてのプレゼンテーション、エイズ患者の在宅訪問、チラシの配布、ホモフォビアの犠牲者への黙祷、ディスカッション、LGBT運動の国際的な広がりについての話など。

レバノン
中東でLGとして生きることについてのドキュメンタリーの上映、その後ディスカッション。
http://www.helem.net/page.zn?id=32

マルタ
マルタの国会議員に反ホモフォビアに対するアクションを促す手紙の送付。7月のプライドマーチでもホモフォビアに対する戦いをテーマとする。

オランダ
アムステルダムの中心部にある同性愛嫌悪による暴力の犠牲者が出た場所で、6時半から15分間、自分の愛情表現をデモンストレーション。(Walk hand in hand, kiss as much as you like, be as queer as you want to be!!) その後オランダでのホモフォビアについてディスカッションする場をもつ。LGBT以外にもストレートの男女も多く参加し、これは 全国、地方レベル両方でのテレビ、ラジオ、新聞などで広く取り上げられる。ハーグではスペインの同性婚合法化に異議を示したバチカンの大使館まえで抗議のデモ。
http://www.coc.nl

フィリピン
映画の上映とディスカッション。

ポーランド
Stop Homophobiaアクションとして、さまざまな活動。そのうちひとつはホモフォビアの脅威、治療法などを人々に知らせる「ホモフォビア病」センター。
http://www.porozumienie.lesbijek.org/

ポルトガル
リスボンのGL映画祭が中心となって5月17日に、IDAHOのイベントを行う。ホモフォビアについて考えさせる映画、ドキュメンタリーの上映とポルトガルでのホモフォビアについてのディスカッション。
http://lisbonfi.hoster912.com/

ロシア
IDAHOにあわせ、ロシアでの性的指向による差別を禁止する法律の制定を求める要望書を首相、国会、人権オンブズマンなど14ヶ所に提出。LGBT団体やに加え、260名の個人が署名した。今後ともフォローアップしていく予定。
http://gayrussia.ru/en/actions/

スリランカ
LGBT団体EQUAL GROUNDの出したLGBTの人権についての本の出版記念式典を5月17日に行った。

スウェーデン
レインボー文化セレモニー、レインボーラリー(集会)の開催。そこでのスピーカーは、LGBT活動家に加え、大臣、野党党首、フェミニスト政党のリーダー、国会のLGBTグループのメンバーなども含む。
tupilak@tupilak.org

ウクライナ
ゲイであることを理由に学生を放校とした学校の前での抗議活動(ピケを張る)。また、ホモフォビアの言葉自体なじみの薄いウクライナで世間の注目を集めるため、大きな風船を飛ばす。
http://www.gay.org.ua/index.php

イギリス
2005年のIDAHOに際し、ロンドン市長Ken Livingstonが応援メッセージを贈る。サウジアラビア大使館前でのデモ、宗教のホモフォビアに与える影響について考えるミーティング、いくつかのゲイバーでのホモフォビアの犠牲者への黙祷、LGBT団体が(ホモフォビアに対する戦いにおいて)望むことのリストを作るなど。